著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

伊東“イナズマ”純也はもっと評価されていい! 来夏は欧州移籍市場のサプライズにもなれる

公開日: 更新日:

伊東純也(スタッド・ランス/FW/30歳)

 9月のドイツ戦(ボルフスブルク)の先制弾にトルコ戦(ゲンク)のPK奪取と今や日本代表エースの座をほしいままにしている。所属先でも直近10月1日のリヨン戦で2点に絡む大活躍を見せるなど、彼は30歳アタッカーの既成概念を覆す圧倒的存在感を示している。

「常に試合に出たら結果を出さないといけない」と本人も自覚を口にする。「イナズマ純也」は33歳で迎える2026年北中米・カリブ海W杯ではどんな境地に辿り着いているのか──。

 2022年カタールW杯予選で最終予選4ゴール.2アシスト・PK奪取と全12得点の半分以上に絡んだ伊東。その時点では「カタールの代表エース」と大きな期待を集めていた。

 実際、本大会では全4試合に出場して右MF、右WB、2シャドウの一角、FWと多彩な役割でプレー。攻撃陣で最も仕事量が多いと言えるほど献身的なプレーを見せた。スペイン戦では堂安律(フライブルク)の同点弾アシストもあった。

 だが、ゴールを奪った堂安や浅野拓磨(ボーフム)、田中碧(デュッセルドルフ)、「三笘の1ミリ」で一世を風靡した三笘薫(ブライトン)らに比べるとやや注目度が低いようにも感じられた。所属先がフランスの中堅クラブというのも影響しているのかも知れない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃