DeNA2位・松本凌人の父親は元競輪S級選手 教育方針は「泣くほど練習したんか?」

公開日: 更新日:

 久さんは2012年秋に引退するまで勝負の世界を生きてきた。我が子が相手でも、スポーツに関しては厳しい言葉を投げかけることも少なくなかったという。

「凌人が小学生だった頃の話です。試合に負けて悔し泣きをしていたら、『泣くほどやってきたんか?』。まったく打てなかった試合の後で『バッティングセンターに行きたい』と言えば、『普段から毎日素振りをしてたんか?』という感じで……。私は甘やかす方だったので、『小学生に厳しすぎるでしょ!』と衝突することもしばしばでした(笑)。夫が現役の時は月2、3回、レースの遠征で数日間家を空けるので、その時はこっそりバッティングセンターに連れて行ったり、少しだけ夜更かしをさせたりもしていました」(美津子さん)

■「生き残るため」にフォーム改善

 田原中には野球部がなかったため、兄が通う奈良中央シニアに入団。当時、指導をした河合良成監督(56)が「ウチにいた頃はオーバースローの投手でした。サイドスローになったのは進学先の神戸国際大付高(兵庫)からです」と言えば、美津子さんは「周囲のレベルが予想以上に高くて、その中で生き残るためにフォームを変えたと聞いています」と話す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態