楽天・田中将大が安楽パワハラ騒動に「反省」も…後輩の愚行をスルーし株ダダ下がり

公開日: 更新日:

高額年俸には「若手のお手本」期待料も入っているのに

 まして田中は、10月13日付のスポーツ報知(デジタル版)で、《ウェートルームでは大声で「腰が痛い」「肩が痛い」と、どこに向けたものなのかわからない謎の"アピール"が頻繁にあったという。球団関係者は「そんなに状態が悪いのであればファームに行って調整すればいい。ローテを狙って頑張っている若い子たちもいるのに。他の選手の士気に関わる問題だった」と厳しく指摘した。13年の日本一の立役者というのは過去の栄光。後輩の手本となるべき存在としては恥ずべき行動だった》と、厳しく言及されている。

 野球ファンで作家の吉川潮氏はこう話す。

「二人はチームメートかつ、投手同士です。40人もの選手がパワハラを見聞きしていたのに、知らぬ存ぜぬは通りません。田中は以前から似たようなパワハラ行為があって、感覚が麻痺していたのではないか。田中が高校生の時はまだスパルタ式が当たり前の時代で、先輩からのしごきが普通だった。今や昔の様なやり方が見過ごされるような時代ではありません。今回の彼の投稿を見ても、ひょっとしたら何が悪いのかすら、ピンと来ていないと思ってしまいます」

 田中は、ヤンキースでのプレーを経て21年に年俸9億円プラス出来高の2年契約で楽天に復帰。今季年俸は4億7500万円に半減したとはいえ、球界を代表する高給取りだ。

 しかし、復帰後は一度も2ケタ勝利をマークしておらず、3年間で20勝32敗と大きく負け越している。そのうえ、マスコミにチームの輪を乱していると、報じられる始末だ。

「球団が高額年俸を出しているのは、若手のお手本としても期待しているからでしょう。本来なら田中は『そんなことをやっていたら野球ができなくなるぞ』と安楽に率先して注意するべきでした。一昨年には中田翔が暴力事件を起こして所属チームを退団している。それなのに安楽を見過ごしていたのですから」(吉川氏)

 天下のマー君も、男をサゲたか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃