協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

公開日: 更新日:

「関係者の多くはゲームアプリが始まる前から問題点を指摘してきた。そんな懸念材料がツアー開幕前に一気に噴出して手詰まり状態です」(前出の大手広告代理店関係者)

■「本当にできるの?」と冷ややかな目も多い

 主催者への根回しが何も行われなかったのが原因だ。トーナメント会場で位置情報を送るプランも主催者には何も伝えられていない。さらにデジタルカードに使う選手の写真もマネジメント会社に「昨年の写真を使う」と一方的に伝えただけ。

 だが、選手の中には今年から新規スポンサーがついたり、所属先が変更になったりと、試合で着用するウエアが昨年と違うケースもある。「それは困る」とマネジメント会社が協会に訴えるのも当然の話だ。

 マネジメント会社の抗議もあって、協会はその後「昨年の写真使用」を取り下げている。新規プロジェクト発足にあたり、誰でもわかるような下準備を女子プロ協会はどうして怠ったのか。

小林浩美会長は会員の女子プロをゲームアプリに利用するのは当然の権利であり、女子プロを盛り上げるためにはみんな反対しないだろう、と見誤った節がある。今回のゲームアプリは金儲けになると前のめりになって、明らかに見切り発車の感が否めず、5月にはスタートすると言っているけれど本当にできるの、と冷ややかな目で見ている関係者は多い」(別の大手広告代理店関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態