渋野日向子「全米女子OP2位」はまぐれか実力か…真価問われる全米女子プロは今日開幕

公開日: 更新日:

 当時の予選カットは7オーバー。優勝は18歳のB・ヘンダーソンで、アンダーパーは7人しかいなかった。飛距離は出る方が有利だが、フェアウエーに運ぶ正確なショット、フェードやドローの打ち分けが要求される。

 全米女子OP2位が実力なのか、まぐれだったのか、この大会でわかるのではないか。渋野がプロ入りした当時からスイングを注視してきた並木俊明プロが言う。

「全米女子OPは、シャフトを以前の柔らかめのものに替えてイメージしたボールが打てていたのでしょう。振りも大きくなり、飛距離も伸びている。確かに良くはなっているが、まだ本物ではない。最終日の後半もスコアを伸ばせなかったし、先週も予選では60台のスコアを並べながら最終日の終盤に崩れた。優勝した19年全英女子の最終日はサンデーバック9でボギーなしの5アンダーです。当時は怖さ知らずではあったが、あのゴルフは強烈でした。あの頃は国内大会でも『そんなところから?』というようなロングパットを入れていたし、他の選手には真似ができないような強気のゴルフが渋野の持ち味。海外メジャーですからセッティングはタフです。攻め一辺倒というわけにはいきませんが、今回はサンデーバック9のゴルフに注目しています。その結果が8月の全英女子につながるはずです」

 まさに真価が問われる一戦だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」