横綱・照ノ富士「稽古総見」初欠席の深刻度…両膝の古傷と糖尿病で満身創痍、9月場所全休も

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 昨29日、横綱照ノ富士(32)が横綱審議委員会の稽古総見を欠席。古傷の両膝のケガと、持病である糖尿病が理由だという。

 稽古総見は両国国技館の本場所、つまり1、5、9月場所前に行われる。ケガなどがあれば別だが、基本、幕内は平幕中位以上の力士の参加が義務づけられている。照ノ富士も横綱に昇進した2021年以降は休まず参加を続けていたが、今回、初めての欠席だ。現役親方は「体調が思わしくないと聞きました」と、こう続ける。

「稽古総見は本場所の1週間以上も前という日程のせいか、『まだライバルたちと相撲を取るには早い』と嫌う力士も少なくない。白鵬(現宮城野親方)も稽古総見では申し合いはせず、ぶつかり稽古で胸を出すことが多かった。あくまで『横審に力士の状態をチェックしてもらう』という儀式のようなもので、なくても誰も困らないもの。しかし、照ノ富士は大関から序二段にまで落ちた時から満身創痍でありながら、横綱としての責任感が強く、相撲が取れない状態であっても出席し続けていた。よほど足や病気の具合が良くないのかもしれません」

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