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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

テニス「ジャパンオープン」変則日程の裏側…通常の日曜決勝から火曜決勝に

公開日: 更新日:

 テニスの男子国別対抗戦デビスカップ(デ杯)で、錦織人気の健在は再確認された。

 現在、世界ランク200位。それでもデ杯のコロンビア戦の初日は入場者数8780人、2日間ともチケット完売の賑わいだった。

 ファンの気持ちも分かる。かつて世界4位まで駆け上がったエースはケガが続き、国内ファンの前でプレーするのは2018年のジャパンオープン以来(五輪は無観客)。その時の会場は東京・武蔵野の森総合スポーツプラザだったから、有明は16年以来で実に8年ぶり、その時にしても2回戦途中棄権だった。

「国内の緊張感の中でプレーする喜びを味わいたかった」

 5月の全仏で復帰し、ウィンブルドン~五輪で往年の技巧を手繰り寄せ、8月のモントリオール1000で世界11位のチチパスを倒したあたりから攻めの感覚が戻ったという。

「(直前の)イタリア下部大会の結果はさほど良くなかったですが(2大会4勝)、内容は良かったと思う。アップダウンは多分にメンタルで、そこをクリアすればテニスの調子はかなりいいですね。期待値が高い分の葛藤はありますが、いい流れです」

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