巨人エース戸郷翔征のXデーは2年後か…メジャーの“ショーケース”「プレミア12」に腕まくり

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 巨人のエース・戸郷翔征(24)が昨27日、11月の「第3回WBSCプレミア12」へ向け、意気込みを語った。

 29日から宮崎で行われる侍ジャパンの強化合宿に参加する。初のプレミア出場へ「楽しみ。辞退している選手もいるし、コンディション不良も多いところで疲れも見えてくると思うけど、ラストなのでひと踏ん張りしたい」と腕まくりした。

 滑るとされる公式球について「違和感はない。すぐなじめるかな」と自信を見せた。侍ジャパンの一員として昨年3月のWBCに出場した際も、日本の各投手が四苦八苦する中、滑るWBC球を苦にしなかった。

 今季は26試合180イニングを投げて12勝8敗、防御率1.95。開幕からフル回転し、4年ぶりのリーグ優勝の奪回に貢献した。疲労が残る中で、これだけ前向きなのは、侍ジャパンの井端監督には心強い限りだろう。さる米球界関係者がこう言った。

「かつて15年のプレミアで筒香(レイズへ移籍)が、19年大会では鈴木誠也や今永(ともにカブス)が米国のスカウトに名前を売って、その後のメジャー移籍につなげた。国内組で戦うプレミアは、メジャーリーガーが出場するWBCほど盛り上がらないが、『メジャーのショーケース』という意味では、WBCと同程度の注目度がある。本気のメンバー構成になるWBCの際は、大谷(ドジャース)やダルビッシュ(パドレス)ら大物メジャーリーガーの中で埋没してしまったが、今回の侍では戸郷はエース格の位置付け。これ以上ないアピールのチャンスですから」

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