大山悠輔「阪神決別説」が急浮上! 巨人だけじゃない、まさかのダークホース球団が虎視眈々

公開日: 更新日:

「8年間やってきて、今、自分が他球団の方からどういうふうに思ってもらえているのか、評価されているのか、一度聞いてみたいと思っていた。それを聞ける一つのタイミングとも思う。一番の決断の理由かなと思います」

 国内FA権を行使する阪神大山悠輔(29)が会見で決意をにじませた。

 2016年ドラフト1位で入団した大砲は、阪神から宣言残留が認められているが、他球団への移籍も視野に入れている。

 中でも本命視されているのが巨人だ。日刊ゲンダイが9月に「巨人・阪神場外乱闘」と報じた通り、巨人はかねて大山の動向を注視。同じ右打ちの大砲で、一塁、三塁を守る岡本和真が近い将来、ポスティングによるメジャー挑戦を視野に入れている。大山がFA権を行使した際は、いの一番に獲得に乗り出すとみられていた。

 某球団のフロント関係者がこう言う。

「大山は年俸2億8000万円の『Aランク』とみられる。簡単には手を出せませんが、広くて本塁打が出づらい甲子園球場を本拠地としながら、18年から7年連続2ケタ本塁打をマークした長打力と、勝負強さを兼ね備えている。一塁守備も堅実です。加えて、茨城県出身ということもあり、巨人以外の在京球団もマークしていました」

■大山が慕うキーマンの存在

 この関係者によれば、意外な球団が獲得に関心を持っているという。

広島ですよ。今季、夏場まで優勝を争いながら貧打に苦しみ続け、9月に急失速して4位に終わった。このオフは野手が補強ポイントで、中でも長打が打てる一塁手は喉から手が出るほど欲しい。新井監督は今季、一塁は捕手の坂倉、堂林らを日替わりで起用しましたが、大山が加入すれば、坂倉を捕手に固定できる。広島はこれまでFAで選手を獲得したことはありませんが、かつては内川聖一を本気で取りに行ったことがあり、22年途中にはメジャー帰りの秋山翔吾を、ソフトバンクなどとの争奪戦を制して獲得した。キーマンと目されているのが、18年から22年まで阪神で打撃コーチを務めた新井監督の弟・良太コーチです。大山は同コーチと二人三脚で打撃をつくってきたこともあり、よく慕っています」(同)

 宣言残留を認めた阪神も、破格の大型契約を提示するなど引き留めに必死だが、コーチ経験のある球団OBは、「雲行きは怪しい」とこう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか