大谷「 日本開幕回避」ならリアル二刀流復帰にむしろプラス…左肩手術からの回復は《見通し立たず》

公開日: 更新日:

 マーク・プライアー投手コーチは20日、ポッドキャスト番組「ドジャーステリトリー」に出演した際、「投手復帰は遅れるかもしれない」と明かしているが、むしろ大谷にとっては好都合だ。

 大谷は今季、渡米7年目にして初めてポストシーズン、WSでプレー。DHに専念したとはいえ、昨季までと比べてシーズンオフに入るのが1か月近く遅れた。23年開幕前にはWBC出場、今年3月の韓国開幕シリーズに続いて来季も日本開幕戦が控えているだけに、3年連続で早めの調整を強いられるのだ。

 ただでさえ、大谷が昨年9月に受けた右靭帯修復手術は復帰後に制球難に苦しむケースが少なくない。移植や補強した靭帯がなじまず、患部に違和感が生じるからだ。

 20年に右肘のトミー・ジョン手術を受けたアストロズのエース右腕バーランダー(41)は22年、開幕からの復帰を遅らせて入念に調整。28試合の登板でア・リーグ最多の18勝(4敗)をマークして3度目のサイ・ヤング賞とカムバック賞に選ばれた。

 大谷は来季、リアル二刀流をこなすのであれば、投手復帰は遅らせた方が得策だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも