東海大相模・金本貫汰 大学生投手を相手に低反発バットで特大弾を放ったパンチ力

公開日: 更新日:

金本貫汰(東海大相模・内野手・右投げ左打ち)

 打球音が響いたその瞬間、高校生、大学生ともに目を見開き、間を置かずに歓声が響いた。

 昨年の夏、その光景を見た東海大相模の関係者が言う。

「夏の甲子園に出場する東海大相模のために、東海大が1.2年生中心のメンバーで練習試合に応じたことがある。そこで金本が大学生投手から、ドデカい一発を放ったんです。相模の方も、『甲子園本戦を見据えているので、できるだけ球の速い投手を投げさせてほしい』とリクエスト。しかも、昨年から導入された低反発バットだったので、驚きですよ」

 金本は同年夏の神奈川大会決勝でも、特大弾を放っている。

 関東地区を担当するスカウトが言う。

「いわゆるスラッガータイプの打者で、181センチ、83キロとガタイもいい。後は守備と走塁をどこまで伸ばせるか。50メートル6秒と足は速いし、内外野守れる守備も高校生としては及第点だが、現段階では指名しても時間はかかるというレベル。このオフは同校OBで2019年阪神ドラフト4位の遠藤成が自由契約になった(オリックスが育成で獲得)。遠藤も打撃面で期待されたが、そうした先輩の姿も見ているので大学進学を選ぶかもしれないし、今年の成長次第では、上位候補にもなり得ます」

  ◇  ◇  ◇

関連記事【ドラ1候補】……では、その他の有望株をピックアップ。野球ファンは要チェックだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし