東海大相模・金本貫汰 大学生投手を相手に低反発バットで特大弾を放ったパンチ力

公開日: 更新日:

金本貫汰(東海大相模・内野手・右投げ左打ち)

 打球音が響いたその瞬間、高校生、大学生ともに目を見開き、間を置かずに歓声が響いた。

 昨年の夏、その光景を見た東海大相模の関係者が言う。

「夏の甲子園に出場する東海大相模のために、東海大が1.2年生中心のメンバーで練習試合に応じたことがある。そこで金本が大学生投手から、ドデカい一発を放ったんです。相模の方も、『甲子園本戦を見据えているので、できるだけ球の速い投手を投げさせてほしい』とリクエスト。しかも、昨年から導入された低反発バットだったので、驚きですよ」

 金本は同年夏の神奈川大会決勝でも、特大弾を放っている。

 関東地区を担当するスカウトが言う。

「いわゆるスラッガータイプの打者で、181センチ、83キロとガタイもいい。後は守備と走塁をどこまで伸ばせるか。50メートル6秒と足は速いし、内外野守れる守備も高校生としては及第点だが、現段階では指名しても時間はかかるというレベル。このオフは同校OBで2019年阪神ドラフト4位の遠藤成が自由契約になった(オリックスが育成で獲得)。遠藤も打撃面で期待されたが、そうした先輩の姿も見ているので大学進学を選ぶかもしれないし、今年の成長次第では、上位候補にもなり得ます」

  ◇  ◇  ◇

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