連覇が2度消えた 国内女子ツアー開幕戦の苦い思い出…僕のミスがなければと大いに悔やんだ
前週の国内女子ツアー開幕戦(ダイキンオーキッドレディス)は、岩井千怜選手の連覇が懸かっていました。初日は雨と強風により平均スコアは76.1296。岩井選手も2オーバーで首位に6打差と大きく出遅れましたが、徐々に盛り返し連覇を果たしました。すごい!
僕はダイキンで連覇の懸かる選手のバッグを2度担いだことがあります。
1度目は2001年大会。前年に完全優勝を成し遂げた藤野オリエさんです。当時は3日間大会でこの年も初日から2日目まで首位をキープ。最終日は2位に3打差発進ですから、2年連続完全Vに期待が懸かり、僕も逃げ切り濃厚とみていました。
ところが、最終日は最大瞬間風速が21メートルを超える強風が吹き荒れ、まさかの大崩れ。藤野さんが育った静岡の葛城GCも風が強いことで有名です。それでもあれだけの強風はどうにもなりません。
そんな試合で優勝したのは、レジェンドの不動裕理さん。最終日は唯一、アンダーパーで回り、藤野さんとの6打差を大逆転したのです。