大谷の投手調整またも棚上げに現実味…打撃の足を引っ張るようでは二刀流なんてもってのほか
負担増で登板前後は休養必須
看板の打線が振るわないうえに、大谷自身、DH専任よりブルペンやライブBPが入った方が負荷は大きくなると認めているのだ。
その大谷は10日、山本由伸(26)、佐々木朗希とともにブルペン入りし、14球を投げたものの、投手としての調整が打撃の負担になっているとすれば、投手起用なんてもってのほか。それどころか投手としての調整は再び、棚上げされる可能性も出てきた。
特派員のひとりがこう言った。
「9日までの3試合は計22失点。スネルが負傷者リスト入りしたし、投手陣が振るわないのは事実です。けれども、マイナーには昨年12試合に先発したナック(27)も23年に11勝したミラー(26)もいて、いつでもメジャー昇格が可能。故障者や調子が上がらない選手の代わりに、メジャー昇格させることができる。けれども、打者・大谷の代わりはいない。大谷が投手も兼ねれば打者としても負担はいま以上に増えるし、登板前後の休みも必要になる。いまのドジャース打線に、大谷をスタメンから外す余裕はない。打線の調子がいまひとつだけに、なおさら投手復帰は遠のくと思いますね」
打って投げての二刀流に強いこだわりがある大谷は、またしても我慢を強いられそうな雲行きだ。
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日刊ゲンダイは過去に大谷の両親や恩師、同級生を徹底取材。いまではメディア露出を控えるようになった両親だが、当時はふたりの「出会い」まで直々に語ってくれた。それらを網羅した連載コラム【二刀流の血脈】も要チェックだ。