著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

公開日: 更新日:

 彼らは大勢のギャラリーの前で平気でたばこの紫煙を吐き散らしていた。尾崎はフェアウエーでも吸っていたし、くわえたばこでサインしていたこともある。

 その尾崎を崇拝する丸山茂樹は、米ツアーで優勝した直後に日本のツアーに凱旋出場。現場にいた筆者は、プレー中に煙を吐き散らし、ファンに不快な思いをさせていたシーンを覚えている。

 スター選手がこれだから、他のプロも当たり前のようにたばこを吸っていたが、当時のプロゴルフ協会やその後のJGTOは、スター選手に気兼ねをし、スポーツ紙やゴルフ誌も同じ理由で素知らぬ顔。マナーの悪さを断じ続けたのは、日刊ゲンダイただ1紙。筆者も一緒に記事で訴えたが、馬の耳に念仏だった。

 時代がそれを許さなくなったのか、近年は喫煙プレーが姿を消したと思っていたが、ティーイングエリアで煙の少ない電子たばこを吸っている者はまだいる。煙が少なければいいと思っていたら大間違い。今回の選手からの問い合わせで、その反省が全くないことが露見した。

 さらに、それをとがめるどころか、選手からの要請で、主催者に「吸ってもいいですか」と問い合わせたJGTOの能天気ぶりには呆れるばかりだ。こうしたことも、人気低迷の一端になっていることに気付いていないのだろう。

 前澤氏の「だからダメなんだよ。変えていかないと」とは、正鵠を射た苦言だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 3

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  4. 4

    度重なるトラブル…松山英樹の「マナーの悪さ」海外でも評判に

  5. 5

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  1. 6

    笹生優花、西郷真央、原英莉花らを輩出したジャンボ尾崎アカデミーは「ゴルフ教室」にあらず

  2. 7

    内部で新たな不倫騒動発覚!日刊ゲンダイの問い合わせには「ゼロ解答」、お粗末フジ会見と酷似

  3. 8

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  4. 9

    日本女子5人目のメジャー制覇! 西郷真央を“職人”たらしめる「ゴルフ脳」と逃げない心

  5. 10

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状