佐々木朗希「初の中5日」は強力打線Dバックスが相手…7試合中4試合で被弾、敵地は打者有利
サラサラして滑りやすいメジャー球
佐々木は160キロ超の速球を封印、制球を重視する投球スタイルが定着した。メジャー初勝利をマークしたブレーブス戦のストレートの最速は約155.6キロだった。ストレートとフォークに加え、スライダーの割合を増やしてかわす投球を続けているものの、ここまで7試合中4試合で一発を食らっている。
Dバックスの本拠地チェイスフィールドは開閉式の屋根付き球場ながら、空気が乾燥しているため、ボールがよく飛ぶ打者有利の球場として知られる。長打も多い。かわす投球にモデルチェンジしている佐々木は果たして、Dバックスの強力打線を抑えられるのか。
空気が乾燥していれば、ただでさえサラサラして滑りやすいメジャー球はいよいよ手につかないかもしれない。しかも、中5日は日本で一度も経験していない未体験ゾーン。中6日ですら年間通してローテを守ったことがなく、シーズン途中に何度も戦列を離れた。160キロ超の速球を捨てているだけに体力的な余裕はあるかもしれないが、コンディショニングにも不安が伴う。
強力打線を前に、克服すべき課題はてんこ盛りだ。
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今回の中5日登板は、どうやら佐々木本人が「志願」したようだ。自分本位な性格で知られる佐々木だが、どういう風の吹き回しなのか。そこには、「マイナー降格への怯え」が見え隠れしているというが……。いま、何が起きているのか。
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