相撲協会退職の元横綱白鵬が「世界のトヨタ」をバックに進む道…新団体設立のウワサも

公開日: 更新日:

 新団体設立にしても、すでにプロは相撲協会という大きなライバルがいる。大相撲との差別化を図った上で興行を行うのは容易ではない。「親方株を入手できずに引退する力士の受け皿にはなるかもしれないが……。それよりも現実的なのが相撲の国際化ではないか」とは前出の親方だ。

 現在も国際相撲連盟はあるものの、国内では日本相撲連盟内の一部署といった位置づけ。以前から国際的な相撲の普及、五輪種目化運動などを行っているが、成果が芳しいとは言えない。見よう見真似ではなく、きちんとした相撲技術を海外で教えられる人材も不足している。

 そこで白鵬だ。ギネス記録の優勝45回を誇る横綱が旗振り役になれば、トヨタ以外にもスポンサーが増え、知名度的にもアピール十分。一気に組織として飛躍できる。万が一、五輪種目に採用されようものなら、それこそ白鵬の名声は世界中でうなぎ上りだ。

 昨8日は直前まで所属していた伊勢ケ浜部屋の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の定年パーティーに出席した白鵬。協会との“円満”をアピールし、進むのはプロよりアマか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    「地球を救う前に社員を救ってくれ!」日テレ「24時間テレビ」が大ピンチ…メインスポンサー日産が大赤字

  4. 4

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  5. 5

    たつき諒氏“7月5日大災害説”を「滅亡したんだっけ」とイジる古市憲寿氏に辛辣な声が浴びせられる理由

  1. 6

    参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    「国宝級イケメン」のレッテルを国宝級演技で払拭 吉沢亮はストイックな芝居バカ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 10

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策