小川貢一さん(1)築地にゴルフブーム到来!体力自慢の先輩に負けじとドライバーを振り回していました
最初からゴルフは楽しかったです。当時は100切りを目指して一生懸命、ティーショットが当たるとパーシモンで270ヤードくらいだったから、飛ばすことは飛ばしてたかな。
水泳やバスケットボール、テニスをしていて、体を動かすのが好きな私ですが、ゴルフは「なんで止まってるボールなのに、ちゃんと当たらないのかな」って思っていました。まぁ、負けず嫌いっていうか、うまくなりたい、って気持ちも強かった。
アメリカから帰ってきた頃には、まだ東雲ゴルフ場がありました。そこで月1回の会があり、父の友人やその子どもたちと一緒にプレーしていました。父は付き合いゴルフで、終わってからの宴会の方が好きなタイプでしたが(笑)。
本格的にゴルフやろうかなと思ったのは、アメリカから帰ってきて、仕事を始めてしばらくした24~25歳のころですね。市場の仲間でゴルフをする人が増えてきて、父の親友の子どもたちもみんなゴルフをするようになった。築地にゴルフブームが来た! という感じでした。魚河岸の人たちは遊びにはお金を惜しまない人が多いですからね。