巨人逆転Vの確率はわずか6%? 首位阪神と8ゲーム差、OB評論家は「いよいよデッドライン突入」と
「阪神の大きな連敗は想像しにくい」
「昨年の広島と今年の阪神が大きく違うのは、広島は得点力が低く、打線をカバーしていた投手陣が9月にガス欠を起こしたこと。今年の阪神は森下、佐藤輝が牽引する1~5番が機能していて、打線が強力。昨年の広島よりさらに投手陣の層が厚く、大きな連敗は想像しにくい。巨人にとって今の8ゲーム差は、危険水域というか、デッドラインに近いと思います」
巨人は高橋由伸政権時代の16年以降の6回のV逸年を見ると、全て11ゲーム差以上をつけられた大敗。それでも08年という成功例が1度あるだけに、チーム内に「まだ80試合で逆転可能」という楽観的なムードもあるという。実際は17年に1度の珍事で確率は6%なのだが……。
「3日の阪神戦で今季無失点だったマルティネスが登板32試合目に初失点を喫してサヨナラ負け。6日の広島戦では大勢が2-1の九回に2失点して逆転負け。2人の絶対的リリーフが打たれたショックは大きいでしょう。マルティネスが打たれ、あっという間にゲーム差が8に広がった印象です」(秦氏)
主砲の岡本を欠く中、巨人に「8差」を追うエネルギーがあるかどうか。