藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団
補強急務でGMが現地視察
「オリックスが調査を行っているとの話が聞こえてきます。日本ハム、ソフトバンク、西武と熾烈な首位争いを繰り広げる中、不安材料なのが投手力。日本ハムなど3球団がチーム防御率2.3~2.5台をマークする一方で、オリックスはリーグ5位の3.32。山下、宇田川、吉田輝らが故障離脱しているうえ、先発は宮城、九里を除いて防御率は3点台。救援陣もマチャド、ペルドモにおんぶに抱っこの状態です。しかも、ここにきてチームを牽引してきた野手に故障者が続出し、緊急事態を迎えている。補強が急務になっているのは確かです。藤浪は確実に計算できる投手とはいえないが、福良GMは昨季、米国に足を運んで投球をチェックしたほど。いわば、2年越しの恋人というわけです。オリックスには大阪桐蔭時代に甲子園春夏連覇を達成した時の相棒で捕手の森が在籍しているし、西川やかつて所属した中島を通じて、代理人のスコット・ボラス氏とのパイプもあります」
「地の利」も藤浪取りの追い風になるかもしれない。
「本拠地の京セラドームは球場が広い分、一発を恐れず思い切って投げられるメリットはある。マウンドの形状も角度があって硬く、メジャーに近いといわれており、復帰直後に直面する日米のプレー環境の変化にも順応しやすいのではないか。しかも、オリックスは阪神と比べて優しいファンが多いですから」(オリックスOB)
さる球界関係者は、「当初は藤浪獲得に興味を示す日本の球団はないとみられていましたが、戦力外から1カ月近くが経過して事情が変わった球団もある。リリーフ投手が欲しいロッテ、楽天、西武の動きも気になるところ」というが、かつて大谷翔平と人気、実力を二分した甲子園のスターの周辺が、いよいよ騒がしくなってきた。
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ところで補強と言えば、あのドジャースがいま最も必要としているのは投手大谷の「ケツ拭き要員」だという。いったいどういうことか。なぜ大谷に尻拭い役が必要なのか。いま何が起きているのか。
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