森保ジャパン26年W杯への急務は新戦力育成よりも「サブ組強化」と「CB陣発掘」
今ではセリエA・パルマの守護神に成長したGK鈴木彩艶も、2024年アジアカップ(カタール)では散々な出来だっただけに、ピサノの成長を見守りたいところだ。
森保監督は後半に入っても3人の若手選手をピッチに送り出し、代表デビューを飾らせた。
そんな中、ゴールという結果を残して猛アピールしたのが、30歳のベテランFWジャーメイン良だ。開始4分に鮮やかな左足ボレーで先制点を決めると、それから22分間で4ゴールをマーク。
代表デビュー戦でのハットトリックは、1930年の若林竹雄、平山相太や小川航基に続く4人目という快挙でもある。
これまでの日本代表は、常に「若返り」をテーマにW杯に臨んできた。強化の継続性という意味では正しいだろうが、欧州や南米のように「旬」のベテラン選手を抜擢することは一度もなかった。
果たしてジャーメイン良が、代表常連FWの上田綺世や小川航基らを脅かす存在になるのか?
森保監督はジャーメイン良を招集した理由として「24年シーズンのJ1から今年の戦い」を通して「ゴールや攻撃の起点になるだけでなく、守備でも貢献している」ことを挙げていた。