星野仙一さんが「宇野ヘディング事件」でブチギレた本当の理由…宇野は後日“オカマを掘る”失態を重ねた
後に「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」(フジテレビ系)の誕生につながったといわれ、「宇野ヘディング事件」として語り継がれることになる。
一方の宇野は「やっちまったなー」という感じで小さくなっていたが、引きずらないタイプで、翌日の巨人戦で本塁打を放つあたりは大したものである。
後で聞いた話では、連続得点記録を伸ばしていた巨人に対し、星野さんは同僚の小松辰雄さんと「どちらが先に巨人を完封できるか」を競い合っていたそうだ。
巨人は試合前の時点で連続得点記録が「158試合」続いていた。それを止められなかったことが悔しかったのだ。巨人の記録はその後、9月21日に小松が止めたのは皮肉だった。
星野さんはエラーをした野手に対して怒ったことはない。それどころか、宇野を気遣い、名古屋に戻った後日、食事に誘い出したそうだ。
その時、宇野の車が前を走る星野さんの愛車にコツン。それでも星野さんは「宇野に車でオカマ掘られたわ(後方から追突された)」と笑っていたのを思い出す。