星野仙一さんが「宇野ヘディング事件」でブチギレた本当の理由…宇野は後日“オカマを掘る”失態を重ねた

公開日: 更新日:

 一方の宇野は「やっちまったなー」という感じで小さくなっていたが、引きずらないタイプで、翌日の巨人戦で本塁打を放つあたりは大したものである。

 後で聞いた話では、連続得点記録を伸ばしていた巨人に対し、星野さんは同僚の小松辰雄さんと「どちらが先に巨人を完封できるか」を競い合っていたそうだ。

 巨人は試合前の時点で連続得点記録が「158試合」続いていた。それを止められなかったことが悔しかったのだ。巨人の記録はその後、9月21日に小松が止めたのは皮肉だった。

 星野さんはエラーをした野手に対して怒ったことはない。それどころか、宇野を気遣い、名古屋に戻った後日、食事に誘い出したそうだ。

 その時、宇野の車が前を走る星野さんの愛車にコツン。それでも星野さんは「宇野に車でオカマ掘られたわ(後方から追突された)」と笑っていたのを思い出す。

 そんな星野さんに「おまえだけや」と言われたことがある。

▽なかお・たかよし 1956年2月16日、兵庫・北条町(現・加西市)生まれ。滝川高―専大―プリンスホテル。80年ドラフト1位で中日入団。1年目から正捕手として82年のリーグ優勝に貢献してMVP。88年オフに交換トレードで巨人へ。89年に日本一。92年に移籍した西武で93年に現役引退。3球団で日本シリーズに出場。走攻守三拍子揃ったプレースタイルで、「捕手の概念を覆した捕手」と言われた。引退後は西武、オリックス阪神などでコーチなどを歴任。2009年から16年まで阪神スカウト。17年3月に専大北上高監督に就任。18年春、秋に東北大会に進出。19年11月に退任した。

  ◇  ◇  ◇

 当記事ページ下部の関連記事からは、中尾氏による同連載「革命捕手が見たプロ野球」(2022年)の続きを読むことができる。プロ野球ファンは要チェックだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る