広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件
産経も読売も広陵と高野連の対応のまずさを指摘する中…
夏の甲子園の主催者である朝日新聞も、ほっかむりを決め込んでいる。たとえば読売新聞は「広陵甲子園辞退 SNS中傷招いた対応の甘さ」、産経新聞は「<主張>広陵の甲子園辞退 これでは後味が悪すぎる」と、いずれも13日付の朝刊の社説で言及。
読売が「被害生徒側が不満を残した初動調査の不徹底こそ、大いに反省すべきである」「調査の透明性確保に、高野連は指導力を発揮してほしい」と書けば、産経も「SNS上の中傷はあったにせよ、学校側が問題を軽視し、初動対応を誤ったことが、出場辞退につながったのは明らかだろう」「高野連の判断にも疑問が残る。被害者が転校せざるを得なかった暴力行為への処分は『厳重注意』が妥当なのか。被害者側の声も聞かず、広陵側の言い分だけで処分を決めていいのか。審査方法の見直しを検討する必要がある」と、いずれも広陵と高野連の対応のまずさを指摘している。
では朝日はどうかといえば、広陵が会見を行った翌日11日の朝刊では大きく紙面を割いていたものの、事実関係や校長の発言を書いたのみ。雑感では広陵の対応に苦言を呈しつつ、むしろSNSで誹謗中傷を行う危うさといったことに終始していた。
「少なくとも、高野連は被害部員が『転校せざるを得ないほどの暴行に遭った』ということは認めていますからね。というのも、本来、転校した部員は1年間、対外試合への出場ができない。例外は高野連が『転校やむなし』と認め、特例措置を出した場合のみです。最初に告発した保護者や週刊誌上で過去の被害を訴えた元部員は、特例措置があったことを認めている。つまり、高野連は昔から広陵の暴力を知っていたことになります。高野連と一心同体の朝日にしても同じですよ」(高校野球関係者)
自分たちで暴力の温床を育てておきながら、批判の矛先が自分たちに向いた途端、SNSの危険性に問題をすり替え、さらに法的措置をちらつかせるダブルスタンダード。まさにネットで言うところの「おま言う」(お前が言うな、の意味)案件である。
高野連には年間1000件以上の暴力事案が報告されているというが、主催者たちがコレでは減らないのも当たり前だ。
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広陵といえば、卒業生で今秋ドラフトの注目選手が未成年への性犯罪を犯し逮捕され、球界内外に大きな波紋を広げている。いったい何が起きていたのか。
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