甲子園出場校監督を悩ます薄給事情…「給料上がっても、結果が出なければクビ」、初出場で「一時金10万円だけ」
関西の某甲子園常連校の監督は甲子園出場で1000万円のボーナスが出るというが、西日本の初出場校監督は「一時金で10万円だけ頂きました」と苦笑いである。
薄給をグチる監督が率いる高校は得てして生徒集めにもシブチン。10年に1度、甲子園に出られたら御の字だ。甲子園常連校を目指す学校はひとまず、監督の給料から見直したほうがいいか。
◇ ◇ ◇
今夏の甲子園は“番狂わせ続出”の波乱模様で、優勝候補が序盤で姿を消すケースも相次いだ。なぜ、これほど予想を裏切る展開となったのか。識者が警鐘を鳴らすのは、「年間を通した過密日程」という深刻な構造的問題だった。いったいどういうことか。