沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

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 5日に開幕する野球のU18W杯(沖縄)では、世界各国の有望選手をチェックするべく、米国から多くのMLBスカウトが視察に訪れる。

 彼らが最も関心を寄せているひとりが、今夏の甲子園で胴上げ投手となった最速150キロ左腕の末吉良丞(2年=沖縄尚学)だという。

 去る2日にセルラースタジアムで行われた沖縄高校選抜との壮行試合に先発。地元ファンの後押しを受け、2回3安打無失点と好投した。

 アマ野球に詳しいジャーナリストがこう言う。

「夏の甲子園をチェックしたMLB球団の中には、3年生を押しのけて、日本代表で最も優れた投手と評価しているところもあった。高校1年時から末吉の存在をチェックしている球団もあるほどです。ストレート、スライダーの球威やキレはもちろん、体の使い方が非常に柔らかい。この持って生まれた素質をさらに磨こうと、普段から定期的にジムに通い、関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を身に付けるトレーニングに励んでいる。中学時代は軟式野球で投手と外野手を兼務していただけに、肩肘の消耗度も少ない。それこそ、今秋ドラフト候補の石垣元気(健大高崎)以上のポテンシャルを秘めているとみる日米のスカウトもいます」

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