巨人・泉口友汰がセ首位打者に浮上…遊撃手“3番手扱い”からの進化を支える2人の師匠
「あの岡本が珍しく…」
「第1クールで一軍の古城茂幸コーチ(内野守備=49)が泉口の変貌ぶりに気が付いた。『スイングが強くなったし、ミート力も格段に上がった。守備だって悪くないし、遊撃のレギュラーを取るんじゃないか』と漏らしていました。開幕は二軍で迎えたが、4月4日にすぐに一軍に呼ばれた。内野守備コーチとしては、リーグワーストの10失策を犯しているだけに、内心は複雑でしょうけど……」
主砲の岡本和真(29)の存在も大きい。今年1月、岡本と吉川尚輝(30)の自主トレに志願して参加したことが進化を促した。
「岡本にはバットの入れ方など、打撃のコツを教えてもらった。岡本が右肘の故障で3カ月の長期離脱中も、毎日のようにラインで連絡を取り合い、打撃の助言を仰いだ。岡本がここまで後輩をかわいがるのは珍しい。泉口の性格がいいからでしょうね」(同)
遊撃手が首位打者を獲得すれば、セ・リーグでは16年の坂本勇人以来2人目の快挙。最後まで突っ走れるか──。
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ところで巨人と言えば、阪神の圧倒的独走を許した“戦犯”と言っても過言ではない。昨オフにあれほどの補強をしておきながら、特に1点差のゲーム展開にすこぶる弱いのはなぜか。どうしてこんなことになっているのか。元コーチ2人に聞くと、「意外な指摘」が返ってきた。
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