9月場所は若隆景、11月場所は安青錦にチャンスあり…相撲協会が待ち望む新大関待望ラッシュ

公開日: 更新日:

「9勝や10勝止まりなら難しいが、優勝かそれに匹敵する成績ならば可能性はあります。そもそも、前頭筆頭と小結は番付が1枚しか違わず、本場所で対戦する力士の顔ぶれもほぼ同じ。過去にも優勝絡みとはいえ、昇進例はある。栃ノ心は前頭3枚目で優勝すると、関脇で10勝、13勝して昇進。照ノ富士も最初に大関に上がった時は、起点の場所は前頭2枚目で8勝7敗。それでも翌場所は関脇で13勝すると、3場所目は12勝で自身初Vを達成してノルマをクリアした。そもそも、『番付は生き物』という言葉もあるように、柔軟というかケース・バイ・ケースなんです」(前出の親方)

 相撲協会も新大関が欲しい。大関は現在、琴桜ただひとり。昨年11月場所で優勝したものの、今年1月は5勝10敗。その後は3場所連続で8勝7敗と不甲斐ない成績が続いている。今年に限れば、4場所で29勝31敗と負け越している。

 年内に新大関が2人、最低でも1人は欲しいというのが協会のホンネだろう。

  ◇  ◇  ◇

 ところで大相撲と言えば先月、元幕内力士の照強が「しょっぱい犯罪」で逮捕され、角界から失笑を買うこととなった。いったい何をやらかしたのか。現役時代の「呆れた評判」とはーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 格闘技のアクセスランキング

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  3. 3

    横綱大の里が抱える“厄介な悪癖”…パワーだけでは勝てない「幕内の壁」が立ちはだかる

  4. 4

    横綱大の里に舞の海氏「深刻な病、悪い癖」…V戦線に踏みとどまるも方々から辛辣意見殺到

  5. 5

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  1. 6

    元横綱・白鵬の「師匠代行」玉垣親方の素性と評判…異色の経歴、27歳で角界入りの元教師

  2. 7

    大相撲平幕Vが早くも「平成31年間の9人」に並ぶ… 今後も止まらぬ番付崩壊、プロアマの差はないも同然

  3. 8

    いとうあさこ似を自認・琴栄峰央起の“美四股”は角界随一、兄・琴勝峰の影響で高卒プロ入り決意した

  4. 9

    二所ノ関部屋・大の里が未成年に飲酒強要疑惑…相撲部屋のイジメは永久になくならないのか?

  5. 10

    元大関・朝乃山の幕内復帰が秒読みへ…コロナ不祥事や大ケガ経て磨かれた精神力で幕下を2場所で通過

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督