今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

公開日: 更新日:

チームのエース、主砲クラスが一気に流出する前代未聞

 自身初の2ケタ勝利となるチームトップの13勝を挙げた昨季、契約更改の場で球団に思いを伝えた。

 今季も村上頌樹に次ぐチーム2位の12勝(6敗)とはいえ、20年のトミー・ジョン手術から復帰して4年目。これから、エースとしての本格化が期待されるだけに、時期尚早の印象はある。

侍ジャパンに初選出された24年のプレミア12で2試合に先発して防御率1.69。2700回転以上の直球を連発した。その年のメジャー投手の平均が約2300回転で、米スカウトの間でも話題になったほどです。今季は開幕前のドジャースとのプレシーズンゲームに先発して5回1安打7奪三振。ドジャース首脳陣にも絶賛されて、いよいよメジャーへの思いを強くしたのですが、ポスティングによる移籍を後押ししているのが藤川球児監督です。

藤川監督も32歳でメジャーに挑戦し、カブスに入団。が、故障もあって3年間で29試合登板にとどまった(防御率5.74)。その苦労もあって、選手には全盛期に近い年齢で挑戦させたいという思いが強い。チーム編成に大きな権限を持つその藤川監督が才木のメジャー挑戦にゴーサインを出したと聞いています」(阪神OB)

 村上、高橋光、今井、岡本に才木の5人が一挙にポスティングを申請すれば、11年にヤクルト青木宣親日本ハムダルビッシュ有西武の中島裕之、DeNAの真田裕貴が申請した4人を上回る史上最多(中島は契約に至らず、真田は入札なし)。チームのエース、主砲クラスが一気に流出する前代未聞の事態と言っていい。

 本紙日刊ゲンダイのコラム「マネーボールQ&A」でお馴染みの元ソフトバンクホークスの球団取締役で桜美林大教授の小林至氏によれば、「昨年のMLBの売り上げは約1兆8800億円。NPBは私の推計で約2000億円と、その差は実に9倍以上」だとされる。

 その格差は当然、彼我の年俸にも反映され、今季のメジャーの平均年俸(開幕時)が過去最高の516万ドルの約7億4500万円に対し、日本の支配下選手の平均年俸は4905万円。日本のそれも過去最高だったのだが、それでも文字通りケタが違う。ドジャース・大谷翔平の10年1015億円は特別だとしても、昨年12月に35歳でオリオールズ入りした菅野智之でも1年20億円の契約を結んだ。24年の巨人時代の年俸が4億円だから、35歳で実に5倍のカネを手にしたわけだ。

 今秋ドラフト1位候補のMAX158キロ右腕・石垣元気(群馬・健大高崎)、今夏の甲子園を制した2年生左腕・末吉良丞(沖縄・沖縄尚学)もメジャーのスカウトから高く評価されている。人材流出は今後、本格的に日本のアマ選手にも波及しそうな雲行きである。

  ◇  ◇  ◇

 ところでヤクルト村上のメジャー契約金はどれほどの規模になりそうなのか。米メディアはここに来てその評価を大幅に上方修正しているようだが…。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  2. 2

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  3. 3

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  4. 4

    佐藤輝明の「メジャー移籍強行突破」に現実味…“阪神残留説”も「折れるつもりはない」の声

  5. 5

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  1. 6

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  2. 7

    沖縄尚学・末吉良丞は「TJ手術見込み」でもドラフト指名されるのか…プロ入り断念、大学進学のウワサも噴出

  3. 8

    日本ハム清宮幸太郎は「代打打率.625」 スタメン落ちに文句タラタラでも新庄監督の思うツボ

  4. 9

    日本ハム新庄監督に「自分に甘く他人に厳しい」の特大ブーメラン! “お気持ち表明”も非難轟々

  5. 10

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒