ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言
「野球をなめている」の批判をものともせず
花巻東3年時には高校から直接、メジャー挑戦すると公言。ドラフトで1位指名した日本ハムの説得もあってプロ入りするも、その日本ハムでは1年目から当たり前のように二刀流にチャレンジ。「野球をなめている」という球界重鎮の批判をものともせず、投打でトップクラスの成績を残した。
17年オフ、ポスティングシステムでメジャー挑戦するにあたっては20球団以上が獲得に乗り出した中、最終的にエンゼルスを選んだ。
「本人はチャンスさえもらえれば、投打で結果を出す自信があった。ほとんどの球団がメジャーでの二刀流に懐疑的な中、唯一、投打での起用を確約したのがエンゼルスだった」とは特派員のひとりだ。
23年オフ、当時のスポーツ界史上最高額となる10年総額1000億円超でドジャース入り。エンゼルス時代はMVP3度のトラウト(34)以外に飛び抜けた実力を持った選手はいなかったが、スター選手揃いのドジャースは違う。ベッツ(32)、フリーマン(36)、スミス(30)、マンシー(35)……オールスター級の野手がゴロゴロ。彼らの休息の場でもあったDHのポジションを独占した。選手の起用法はあくまでもフロントや首脳陣の専権事項とはいえ、何のためらいもなくDHとして162試合中、159試合に出場。そうすることが結果としてチームにとってプラスと思っていたからでもある。
常識ではちょっと考えられない、自信の塊のような選手だからこそ、メジャーで頂点を極めることも、この日のように次から次へと記録を塗り替えることもできるに違いない。
さて、ドジャースはきょう6日は試合がなく、あす7日、フィリーズと、この日と同じフィラデルフィアで地区シリーズ第2戦を行う(5回戦制)。
この日は打席で4三振だったことについて、「対戦した投手の質が高いし、5打席とも素晴らしい投手がマウンドにいた。なかなか打てる機会がなかった」と話したが、それなりの自信はあるに違いないし、2戦目以降は打者としても期待できそうだ。
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気は早いが、来季のドジャースには阪神の最速157キロ右腕・才木が加わっているかもしれない。メジャー球団からの評価も高く、中には「佐々木朗希より上」といった声まで上がっているという。それにしてもなぜドジャースなのか。
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