守備的MF佐野海舟の評価爆上がり!遠藤航に代わって森保Jボランチ序列一番手に躍り出た
パラグアイ戦では「佐野回収」の真骨頂
佐野は自身の名前の「海舟」をもじり、サッカーファンから「佐野回収」と呼ばれている。
パラグアイ戦の前半終盤、そんな佐野の真骨頂ともいえるプレーが飛び出した。中盤エリア右で相手の横パスをインターセプト。プレスを掛けてきた左斜めの相手の動きをフェイントで止めた後、そこから相手右エリアを40メートルドリブルで駆け上がった。右足で放り込んだクロスは、走り込んだFW小川航基(NEC/オランダ)、FW南野拓実(モナコ/フランス)に合わなかったが、ボールを回収すると即座に持ち込んで決定機を演出するという持ち味を存分に発揮したシーンだった。
「このプレーで森保監督もコーチ陣も『これから佐野をボランチの1番手にする』ことで一致したようです。佐野には別のストロングポイントもある。パラグアイ戦ではMF田中碧(英プレミア/リーズ)、ブラジル戦ではMF鎌田大地(英プレミア/クリスタル・パレス)とタイプの違う選手とダブル・ボランチとして先発したが、自分の良さを発揮しながら、ペアを組んだ相方の長所をうまく引き出す能力が高い。このことも佐野の評価爆上がりの要因となっている」とは、前出の関係者だ。
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そんな佐野だが、下半身スキャンダルで逮捕されたのは記憶に新しい。結果的に不起訴処分となったものの、本人にとっては、人前に再び立ち、日の丸を背負う決断を下すまでに深い葛藤と苦悩があったという。いったいどういうことか。サッカージャーナリスト・森雅史氏が読み解く。
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