ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

公開日: 更新日:

4~5年総額25億~30億円規模

 実際、国内に限れば有原の動向を注視する球団が少なくない。仮に国内FA権を行使すれば、複数球団による争奪戦に発展するのは必至とみられる。

「今季年俸が4億円ですから、6億円ベースの4~5年総額25億~30億円規模の攻防になるでしょう」と、さるセ球団の編成担当がこう続ける。

「資金力が豊富で、先発ローテ投手の補強が急務の巨人が参戦するとみています。優勝した阪神と15ゲーム差のリーグ3位に終わり、CSファーストステージで2位DeNAに完敗した今季は、昨季15勝をマークした菅野(現オリオールズ)の穴を埋められなかったうえ、エースの戸郷が8勝9敗、防御率4.14と精彩を欠いた。昨季8勝した左腕の井上も4勝8敗、開幕ローテ入りした赤星も6勝9敗に終わった。先発で確実に計算できるのは、3年連続2ケタ勝利となる11勝4敗を挙げた山崎くらい。このオフは元メジャーリーガーの前田健太(37)、中日柳裕也(31)の獲得報道が出る中、有原が国内FA権を行使した場合に備えて、調査を進めていると聞きました」

 有原はセ・リーグでのプレー経験はないものの、ソフトバンク在籍3年間で通算38勝をマークした右腕を獲得できれば、先発ローテの厚みは増す。

「巨人が仮に前田と柳の両取りに成功したとしても、先発の頭数が増えるだけ、という事態になりかねない。来年38歳を迎える前田に過度な期待をすることはできないし、21年に最優秀防御率のタイトルを獲得した柳も今季は3勝5敗、防御率3.29。ここ2年は100投球回に到達しておらず、ボールの勢い、キレは全盛期には及ばない。その点、有原は計算が立ちますからね。ソフトバンクは破格の条件を提示して引き留めるでしょうけど、巨人もプライドを懸けて獲得に乗り出すのではないか」(前出の編成担当)

 有原自身の意思は公になっていないが、来季、契約最終年を迎える阿部慎之助監督としても喉から手のはず。パ王者のエースが今オフ、FA市場の目玉になるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 巨人と言えば今季の結果を受けて二岡ヘッドの退任が決まったが、チーム内では杉内投手チーフコーチの責任を追求する声が噴出。「人任せ」「グチばかりで立て直せない」などと散々な言われようである。いったい今、何が起きているのか。その"辛辣な評判"とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…