“気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差
「パワーになった部分もあったと思う」
「今季の渋野は不調で、米ツアーでは予選落ちが多く、表情は冴えない。ミスが多いから仕方ないとはいえ、おもしろくなさそうにプレーしているから、気持ちが乗らずにバーディーが続かないのでしょう。今回はアジアシリーズに出場できず、国内大会に4週連続で出場するわけですが、渋野ファンはいつも暖かい声援を送ってくれるので、どんな時でも下を向いてプレーできない。こう言っては何ですが、渋野は気分屋ですから、やっぱりギャラリーが多い方が本来の攻めのゴルフになるし、パットも強気で打てるはずです」
関係者は続ける。
「米ツアーのポイントランクは104位で、西村と同じく100位以内の準シードも取れない位置にいます。101位以上で今季を終えたら、予選会を受けるようですが、ギャラリーが少ない米ツアーで試行錯誤を繰り返しているなら、一度国内ツアーに復帰して立て直しを図った方が復活は早い。本人も、それは頭に隅にあるのではないか」
大勢のギャラリーと家族の応援について渋野は、「やっぱりもっと頑張りたかったなって思いますし、逆にパワーになった部分もあったと思う」と言った。来季の“国内充電”はあるかもしれない。
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ところで、選手たちを下支えするプロキャディーとはいったいどんな仕事なのか。日刊ゲンダイでは四半世紀のキャリアを誇る梅原敦氏のコラムを連載。そこでは、目まぐるしいスケジュールの裏に潜む葛藤や、観客が決して知ることのない舞台裏の攻防、さらには思わず驚かされるような意外な事情までがありありと綴られている。
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