「嫌だ。だって俺まだ伸びしろがあるもん」47歳の山本昌さんは同時引退の誘いを一蹴してそう言った
世界大会に引けをとらないくらいの規模になり、海外のプレーヤーも参加した。10年を一区切りにいったん終了したけど、2018年に復活。参加費の一部をチャリティーに寄付する活動も始めた。
昌さんに一番驚愕した出来事がある。
2013年、中日で2度目のユニホームを着ていた俺は、開幕一軍入りを果たしたものの、すぐさま登録を抹消された。その後も一、二軍を行ったり来たりの日々。交流戦初戦の5月14日に一軍へ上がった時、次に二軍落ちしたら引退しようと決めた。7月27日に抹消されて腹をくくった。真っ先に昌さんに引退を報告した。
「俺、もう辞めます。昌さんも一緒に辞めようよ」
昌さんもこのときすでに47歳。本気で同時引退を持ちかけたら、「嫌だ」と一蹴された。
「何でよ? この先、年に1回しか登板できんようになるやろうし、もうええやないですか」
食い下がる俺に昌さんは、「だって俺、まだ伸びしろがあるもん」と、キッパリと言い切ったのだ。


















