課金してるのにこんなもん?ファン目線に立っていない有料ゴルフ中継の「物足りなさ」
地上波とネット配信の違いは時間もある。地上波でのテレビ放映は決勝ラウンドの2日間(大会によっては最終日だけ)だ。それも多くは90分ほどで、すでに結果の分かった録画放送が多い。一方のネット配信は、スタートから終了まで、ほぼ完全なライブ中継だ。ただし、まだファンの要望に完全に応えているとはいえない。一例をあげれば、地上波中継と変わらぬ「弾道」「飛距離」「ピンポジション」「パットの距離やライン説明」などによる従来と変わらぬ解説だ。
例えば、優勝を争っている選手がグリーンを狙う際は「パーオン率」を示し、外せば「パーセーブ率」、バンカー脱出時の「サンドセーブ率」を基に解説すれば、その選手の弱点や強みが理解できるし、ゴルフの見方も変わる。ドライバーの長さ、ヘッド体積、重量、ロフト角、ライ角、重心距離といったクラブデータも表示すれば、ギアマニアにはうれしいだろう。中継は常に視聴者の気持ちになって、進化を続けるべきだ。
ネットの強みはスピーディーな情報の取得、分析、伝達にある。それは配信する側だけでなく、データを管理するプロゴルフ団体の役目でもある。
「お金はいただきます。後は画面を見てみなさんで判断してください」では、視聴料を払うファンは納得しないだろう。



















