5月場所V若隆景の兄・若隆元が就任 狭き門の裏方職員「若者頭(わかいものがしら)」ってナニ?
前出の親方が言う。
「人間性や気配り、指導力が重要になる役職ですからね。その点、若隆元は性格は申し分なし。自身は最高位が幕下だが、次男の若元春、三男の若隆景と幕内の弟2人をサポートし続けてきた献身性も評価されたのではないか。そもそも、今回の就任は異例も異例です。近年の若者頭は関取経験者が中心。さらに引退して世話人となってから、若者頭に『昇格』するケースが大半です。にも拘わらず、若隆元はそうした2つの慣例をすっ飛ばした。よほど人間的に評価されているのでしょう」(同)
世話人も雑務を担当する職員だが、より裏方としての色が濃い。巡業の際は誰よりも早く現場に到着し、トラックから荷物を下ろして明け荷を支度部屋に配置。本場所では花道に一般人が紛れ込まないように目を光らせ、十両以上の取組の際は支度部屋の前に座って警備も行う。若者頭の助手、という位置づけだ。
ちなみに給料はいくらなのか。
「私が聞いた話だと、若者頭は最大でも月給50万円に届かないとか。駆け出しなら20万円程度だそうです」(同)
力士としての出世は叶わなかった若隆元。今後は「名サポート役」を目指す。


















