高木守道監督は俺の“最後の一軍試合”を本気で心配 「本塁打を打って『辞めない』と言い出したらどうしよう」
これだけでも十分に幸せ者だが、引退後の14年3月21日、楽天とのオープン戦(ナゴヤドーム)では引退試合をしてもらえることになった。
1日限定の支配下登録。大リーグでも引退した選手と1試合限定の契約を結ぶケースがある。ヤンキースで活躍した松井秀喜も引退後の13年7月に1日限りのマイナー契約を結んだ。NPBでこれをやったのは、俺が初めてだったらしい。
試合は「4番・DH」で先発出場。則本昂大(現巨人)相手に初回1死一、二塁の好機で併殺打に倒れた。これが野球人生最後の打席だった。
引退試合に向け、中日側がいろんな企画を考え、楽天側に提案してくれていたと聞いた。
ただ、相手は星野仙一監督率いる楽天。俺をもてなす企画なんて許可が出ないのは目に見えていた。だから、楽天の選手会長としていろいろ動いてくれた嶋基宏にこう告げた。



















