藤川阪神から「コーチ大脱走」でFA補強に不穏な影…これほど雰囲気の悪い球団に誰が行く?
コーチ経験のある球団OBはこう言う。
「24年オフの就任以来、年上のコーチにも敬語を求める『トップダウン型』の藤川監督は選手起用、一、二軍の入れ替えも含め、すべて自分で決めないと気が済まない。勝てば自分の手柄、負ければコーチの責任を追及する。実際、コーチ会議ではもちろん、試合中にも準備不足とみるや大きな声でコーチを叱責する。その様子は対戦相手のベンチまで聞こえるほど。選手もさすがに、シラケることがあったと聞きました。優勝はしたものの、9月には7連敗を喫した。強いチームに見えても、ちょっと歯車が狂うと途端にチーム内がギクシャクしてしまう。そんな危うさがあった」
藤川監督はこのオフ、新たに29年までの契約延長が決定。来季は二軍から平田勝男ヘッドコーチ、野村克則作戦統括コーチが昇格する「藤川改造内閣」が間もなく発足するが、顔ぶれを一新したところで、指揮官とコーチ陣の間に生じた亀裂を修復できるとは限らない。新体制でも不協和音が再燃しかねないと、危惧する声は少なくない。
「そんな阪神の冷ややかなムードはすでに、他球団のFA選手にも漏れ伝わっています。ライバルの巨人は松井秀喜監督、中日は工藤公康監督が就任して巻き返しを図るなか、リーグ3連覇は一筋縄ではいかないでしょう。そもそもFA選手にとって大切なのは年俸だけではない。チームの雰囲気も移籍先を選ぶうえで条件の一つになる。コーチが次々逃げ出し、選手も指揮官を冷ややかな目で見ているチームに、あえて身を投じるFA選手がいるのかどうか……」(同)
阪神のFA争奪戦は、惨敗に終わっても不思議ではないというわけだ。


















