「東京2020計画地図」東京都市計画研究会編

公開日: 更新日:

 2020年オリンピックまでに東京はどう変わるか。政府は海外からの旅行者を2000万人にまで増やすともくろみ、港区はホテル事業の拡大を思い描く。渋谷はスクランブル交差点やマルキュー(109)など若者文化をベースに独自の未来志向を徹底するという。

 日本橋から日比谷にかけては水運の整備を行ってその昔の「水都・東京」の復活をめざすらしい。現に日本橋にできた船着き場では冬にもコタツ船が出て人気を博しているのだそうだ。臨海部・銀座・虎ノ門・竹芝など各地区ごとに描く壮大な皮算用か。各官庁の縄張り争いで空中分解しないことが大事。

(かんき出版 1400円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁