「カラダにいいことをやめてみる」桜井竜生著

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 今、何ひとつ健康法を実践していないという人は少ないはずだ。サプリメントやトクホのドリンクを飲むなど、健康な人でも何らかの“カラダにいいこと”を行っていることだろう。しかし、外科医であり漢方医でもある著者は、誰にでも合う健康法などなく、むやみに実践していると自分の体の声を聞きそびれると警告する。

 例えば、もし痩せたいならダイエット食品に手を出す前に、なぜ太ったのかを考えてみる。そして、ストレスによる過食だと分かれば、ストレスの原因の排除に努めるのだ。こうして自分の体と向き合う習慣をつけておくと、体調の変化にも敏感になり、病気のごく初期の時点で対応できるようになる。

 まずは、健康法をひとつ、やめてみては?

(講談社 1200円)

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