「病気になるサプリ」左巻健男著

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 50代以上の3人に1人が何らかのサプリメントをとっているという昨今。薬ではないので気軽に飲んでも安全というイメージがあるが、実は死亡も含め数々の健康被害が起きていることはあまり知られていない。

 本書では、日本メーカー製造のアミノ酸サプリによるアメリカでの38人死亡事件や、アメリカのダイエットサプリ「エフェドラ」で100人以上が死亡した事件などを徹底解説。体験談やマウスによる実験結果を売りにするサプリは非常に怪しく、一方で有効成分を含まない偽薬を使った比較などを行っているサプリは信用できるとしている。

 グルコサミンは膝まで届かない、β─カロテン服用で肺がんリスクアップなど、驚きの新事実も明らかにしていく。

(幻冬舎 780円)

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