「病気になるサプリ」左巻健男著

公開日: 更新日:

 50代以上の3人に1人が何らかのサプリメントをとっているという昨今。薬ではないので気軽に飲んでも安全というイメージがあるが、実は死亡も含め数々の健康被害が起きていることはあまり知られていない。

 本書では、日本メーカー製造のアミノ酸サプリによるアメリカでの38人死亡事件や、アメリカのダイエットサプリ「エフェドラ」で100人以上が死亡した事件などを徹底解説。体験談やマウスによる実験結果を売りにするサプリは非常に怪しく、一方で有効成分を含まない偽薬を使った比較などを行っているサプリは信用できるとしている。

 グルコサミンは膝まで届かない、β─カロテン服用で肺がんリスクアップなど、驚きの新事実も明らかにしていく。

(幻冬舎 780円)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性