「バードドッグ」木内一裕著

公開日:  更新日:

 主人公は、ヤクザから足を洗って探偵になった矢能政男。縁あって養子としてやってきた小学3年生の娘・栞のためを思い、組からの復帰の誘いを断って堅気の世界で暮らしていた。

 ところが、そんな矢能の元に、燦宮会会長の二木から人捜しの依頼が舞い込んだ。日本最大の暴力団である菱口組系の三次団体である佐村組組長が突然、姿を消したというのだ。暴力団内部の犯行なのか、はたまた何らかの抗争に巻き込まれたのか。策略が働いていることは確かなのだが、警察に依頼することも難しく、かといって普通の探偵では荷が重い調査だけに、元ヤクザの矢能に白羽の矢が立ったのだった。失踪に関わっているかもしれない容疑者は全員ヤクザ。果たして事件の真相は?

 2004年に「藁の楯」で小説家デビューし、同作が昨年映画化された著者による最新探偵小説。だまし合い、探り合いの中で、ヤクザの手口を知り尽くしている矢能ならではの推理が冴える。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  2. 2

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  3. 3

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  4. 4

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  5. 5

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  6. 6

    2年契約満了で去就は 中日ビシエド水面下で“静かなる銭闘”

  7. 7

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  8. 8

    プーチンに後から反論…安倍首相“フェイク発言”の苦し紛れ

  9. 9

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  10. 10

    虎最下位で金本続投白紙…後任に掛布・岡田という“断末魔”

もっと見る