「『食べてはいけない』『食べてもいい』添加物」渡辺雄二著

公開日: 更新日:

 日本の大人が1年間に摂取する添加物の量は、何と7.68キロといわれている。

 一切の添加物を避けて生活することは、もはや不可能な時代。せめて発がん性などが懸念される危険な添加物は避けるという手段しかないだろう。

 例えば、明太子やタラコの発色剤として使われる「亜硝酸Na」は、魚卵に含まれるアミンという物質と結びつき、強い発がん性を持つニトロソアミン類に変化する。コンビニの明太子やタラコおにぎりに使われていることが多いので要注意だという。

 他にも、脳腫瘍のリスクが高まるとされるダイエット甘味料の「アスパルテーム」、肝臓への影響が懸念される魚肉ソーセージの着色料「赤106」など、知っておきたい添加物の悪影響について詳述していく。

(大和書房 1200円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性