「2015年版 プロ野球 問題だらけの12球団」小関順二著

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 過去4000試合を観戦してきた著者が、膨大なデータをもとに間もなく開幕するプロ野球各球団の今季の戦力を分析したスポーツハンドブック。

 昨年、日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスは、積極的な補強をした前季オフから一転。今年の目立った補強は、メジャーから国内復帰した松坂大輔投手だけ。捕手の補強が緊急の課題だと指摘する。一方、セ・リーグの読売ジャイアンツはレギュラーの顔ぶれは一流だが、ベテラン偏重で若手が台頭しづらい環境に陥っていると忠告。さらにドラフトの結果を踏まえ、各球団の数年先のチーム状況まで予測。プロ野球観戦が一層楽しくなるファン必携本。

(草思社 1500円+税)

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