戦争が終わっても“壊れ続ける”兵士たちの苦悩
トーソロ・アイアティ(26歳)は戦闘中に爆撃を受け、自身も負傷しながら仲間たちを必死に助けた。しかしハンヴィー(高機動多用途装輪車両)の運転手を救い出す前に車が爆発炎上。シートベルトに固定されたまま焼け死ぬ彼を目の当たりにした。トーソロは帰国後、眠るための睡眠薬と起きている間の鎮静剤と抗うつ剤を欠かすことができず、“あの光景”の悪夢を見続けている。
「戦後は別人になってしまった」と語る、兵士たちの妻の言葉が非常に重い。戦争の代償を改めて考えさせられる。