• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「鬼忘島」江上剛著

 ある日、ジャパン・イノベーション・バンク(JIB)の金庫番・国仲真一専務が失踪した。妻子と別れてひとり暮らしをしていたアパートの一室から、こつ然と姿を消したのだ。

 同社の坂巻健史会長との不仲説もささやかれる中、消されたのではないかという噂も流れていたが、国仲は会社の極秘情報が入ったUSBを手に、紙一重のところで沖縄の離島・鬼忘島へ飛んでいた。秘密の漏洩を恐れる坂巻と、坂巻を操っている暴力団は、国仲の命を狙って島へとやってくる。

 一方、JIBの怪しい動きを察知した金融庁の捜査官・伊地知耕介も島へと向かう。穏やかな南の島を舞台に、男たちの死闘が始まった……。

 金融の世界にうごめく裏社会と、その泥沼の中でも銀行の使命を果たしたいと願う男の闘いを描いた金融サスペンス。一度マネーロンダリングに手を染めてしまった男が、島の人々との魂を揺さぶる交流がきっかけで、家族への愛を支えにして正義に生きようとする姿に、手に汗を握る。(新潮社1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    県警・消防は380人動員 なぜ理稀ちゃんを発見できなかった

  2. 2

    もし破局したら…“恋愛露出狂”剛力&前澤社長の未来予想図

  3. 3

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  4. 4

    まるで大使館…剛力彩芽&前澤社長の“100億円豪邸”を発見

  5. 5

    総裁選で論戦拒否…安倍首相が打って出た「逃げ恥」作戦

  6. 6

    ドラ1候補社会人も“直メジャー”…日本球界はなぜ嫌われる

  7. 7

    キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

  8. 8

    巨人・重信の台頭で…“FAの目玉”広島・丸の獲得に影響も

  9. 9

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

  10. 10

    恋愛に厳しいはずが…剛力彩芽を“黙認”するオスカーの打算

もっと見る