「テノヒラ幕府株式会社」安藤祐介著

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 25歳にしてアルバイトで食いつなぐ立浪拓真は、2度目の就職活動中。採用試験を受けては落とされ、アパートのガスを止められるところまで追い詰められた。そんな拓真のもとに、スマートフォン向けのゲームを作るテノヒラ幕府株式会社から一通のメールが届く。大学生の頃に、サイトに投稿していたイラスト作品を見た採用担当者からのメールで、一度会社に来ませんかという誘いだった。訪ねていったそのベンチャー会社で待っていたのは、若手女性社長の寺井サチと個性豊かな社員たち。そして、唯一の同期は一流企業から転職してきたロマンスグレーの企業人・小野里という男だった。果たして、極端に毛色の違う拓真と小野里の運命はいかに……。

「被取締役新入社員」でTBS・講談社第1回ドラマ原作大賞を受賞してデビューした著者の最新作。ITベンチャーに、再起をかけた中高年の企業戦士とゆとり世代の青年を放り込み、巻き起こる人間劇をコミカルに描く。(講談社 1550円+税)


【連載】週末に読みたいこの1冊

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