「フォト・ストーリー沖縄の70年」石川文洋著

公開日: 更新日:

 沖縄出身で「在日沖縄人」を自称する戦場カメラマンが、故郷の戦争と基地についてつづったフォトエッセー。

 作家だった父が創作活動の場を広げるため一家で沖縄から移住。戦時下、船橋で過ごした少年時代の食糧難体験や、戦火を逃れた祖母から聞いた話が、後のベトナム戦争取材で目撃した人々の悲劇と重なり、戦争を考える上での原点になったと著者はいう。沖縄戦を生き残った人々や南洋諸島に移住した沖縄人たちの戦争体験、そしてベトナム戦争時の沖縄米軍基地取材に始まり、本土復帰から現在に至るまでの沖縄の基地反対運動の歴史まで。自らのルーツと向き合いながら沖縄の取材を続けてきた著者の集大成。

(岩波書店 1020円+税)




最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網