「フォト・ストーリー沖縄の70年」石川文洋著

公開日:  更新日:

 沖縄出身で「在日沖縄人」を自称する戦場カメラマンが、故郷の戦争と基地についてつづったフォトエッセー。

 作家だった父が創作活動の場を広げるため一家で沖縄から移住。戦時下、船橋で過ごした少年時代の食糧難体験や、戦火を逃れた祖母から聞いた話が、後のベトナム戦争取材で目撃した人々の悲劇と重なり、戦争を考える上での原点になったと著者はいう。沖縄戦を生き残った人々や南洋諸島に移住した沖縄人たちの戦争体験、そしてベトナム戦争時の沖縄米軍基地取材に始まり、本土復帰から現在に至るまでの沖縄の基地反対運動の歴史まで。自らのルーツと向き合いながら沖縄の取材を続けてきた著者の集大成。

(岩波書店 1020円+税)




日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロシア専門家が警鐘「北方領土問題進展は日本側の幻想」

  2. 2

    巨人が岩隈獲得も…“救世主”とアテにできない致命的欠陥

  3. 3

    火野正平との醜聞が話題に 元祖バラドル小鹿みきさんは今

  4. 4

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  5. 5

    FA丸を筆頭に総額50億円大補強…巨人最大の問題はリリーフ

  6. 6

    魔性の女が復活…「あな渡」は“荻野目慶子劇場”と化した

  7. 7

    ソフトバンクを襲った“3重苦” 上場延期説が市場を駆け巡る

  8. 8

    広島はマネーゲームせず…丸にも最後は“渋チン”貫いた理由

  9. 9

    お笑い界追放か とろサーモン久保田の“有名だった酒グセ”

  10. 10

    清原の二の舞か…“Vの使者”丸を待つ巨人移籍1年目の大重圧

もっと見る