「ヤバいLINE」慎武宏・河鐘基著

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 世界で5億6000万人もが利用するLINEは、スマートフォンに特化した新しい形のポータルメディアに変化を遂げつつある。一方でLINEをきっかけとした青少年のトラブルの多発や個人情報流出の懸念など、さまざまな問題を抱えている。光と影が交錯するそんなLINEをめぐるノンフィクション。

 これまでLINEは、東日本大震災を機に日本で生まれたとされていた。著者らは親会社がある韓国の取材でその誕生の意外な真実を導き出す。

 親会社のトップ、イ・ヘンジ会長の素顔や、消えては湧きあがる上場問題などにも言及。そのビジネスモデルの詳細、インフラとしての社会的責任などを考察しながら、その未来を展望する。
(光文社 780円+税)


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