「ヤバいLINE」慎武宏・河鐘基著

公開日: 更新日:

 世界で5億6000万人もが利用するLINEは、スマートフォンに特化した新しい形のポータルメディアに変化を遂げつつある。一方でLINEをきっかけとした青少年のトラブルの多発や個人情報流出の懸念など、さまざまな問題を抱えている。光と影が交錯するそんなLINEをめぐるノンフィクション。

 これまでLINEは、東日本大震災を機に日本で生まれたとされていた。著者らは親会社がある韓国の取材でその誕生の意外な真実を導き出す。

 親会社のトップ、イ・ヘンジ会長の素顔や、消えては湧きあがる上場問題などにも言及。そのビジネスモデルの詳細、インフラとしての社会的責任などを考察しながら、その未来を展望する。
(光文社 780円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール