「非情のススメ超訳 韓非子」永井義男編訳

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 今の日本には、人間は利己的な存在だからこそ、より良い社会をつくるにはどうしたらよいかという策を述べた「韓非子」が必要である。例えば、「事は密を以て成り、語は泄を以て敗る」という言葉がある。よく「事前になんの相談もなかった」というトラブルがあるが、情報はオープンにすればよいわけではなく、少数の者で隠密裏に進めたからこそまとまるのである。また「唇亡ぶるときは則ち歯寒し」。つまり、目の上のたんこぶと思っていた人物がいなくなったらかえってやりにくくなった。実はそのたんこぶが防波堤になっていたのだ。

 ピリリと利く韓非子の200の至言。(辰巳出版 1500円+税)

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