「ぼくは愛を証明しようと思う。」藤沢数希著

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 26歳の「わたなべ」は、東京・田町にある国際特許事務所の一番若い弁理士。ある日、付き合っている彼女の携帯を盗み見て二股をかけられていることを知る。問い詰めると、あっさりふられてしまう。それではと事務所の学生アルバイトを狙うもあえなく撃沈。完全に非モテに陥ってしまった。

 そんな折、六本木のバーでクライアントの永沢が美女に話しかけたかと思うと、あっという間にキスをし連絡先を手に入れるのを目撃する。魔法のような鮮やかさに呆気にとられたわたなべは、永沢にどうすればモテるようになるかの教えを請う。

 永沢いわく、恋愛とは確率のゲームに過ぎず、「モテ=ヒットレシオ(成功率)×試行回数」の数式で表せるという。つまり成功率を高めて回数をこなせばおのずとモテるようになると。こうして、わたなべは永沢から教わった恋愛工学にのっとった方法論も携えて街へナンパに繰り出す。すると面白いように成果が上がり1年後には……。

 しかし、弁理士、高収入という主人公のような利点のない真の非モテ男子にもこの法則は果たして通用するのだろうか。(幻冬舎 1400円+税)

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