「逆境の教科書」山口伸廣著

公開日: 更新日:

 建築会社を経営していた著者は、経理担当としてもぐりこんだ乗っ取り屋に年商100億の会社、個人資産230億円、すべてを奪われた。住んでいた家も銀行に差し押さえられたが、売りにくい物件だったため、銀行と交渉して販売を代行することにした。その利益を元手に新しい商売を始めるが、それは競売物件ビジネスだった。どん底の中に再起のきっかけがあったのだ。

 逆境を乗り越えるためにはまず手帳を買え、と著者は言う。その手帳に今抱えているトラブルや問題をバラバラに分解して書くと、悩みは悩みでなくなるのだ。地獄を見た著者が逆境から這い上がるためのノウハウを伝授する。

(集英社 1400円+税)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪